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NHKスペシャル 5月15日 160515 天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る

 

今更ながら羽生さんの出演されたNHKスペシャルを拝見しました。

*1

www.youtube.com

 

 

 

ディープラーニングを使った画像診断は医療で早くに実現するとTwitterで言ってましたが

20:00~くらいから癌の診断画像から病変部位を特定する

ディープラーニングの応用技術を使う企業が紹介されてますね*2*3

 

医療分野で人間より上手く仕事をするAIが提供されるだろう現実を目の当たりにすると

病院が不採算部門を容赦なく廃止していてしびれると

丸の内コンサルの方がツイートしていたのを思い出します。

コストパフォーマンスで物事を判断する病院は

人間より優秀で安く課題を解決するAIシステムを採用せざるを得なくなるでしょう

経営主体の病院の予算判断に是正を迫れるAIとは人をより人間らしくする

技術ではないでしょうか?

 

浮いた予算で不採算部門の患者を救うという判断もされ得るでしょう。

医療はAIを導入した方が経営者は人道的な判断が出来るようになるかも知れないと期待しています。

人間が勝手に作った資本論理が生命を好き勝手に弄ぶ姿は

個人として僕は醜いと感じるので見たくありません

なので医療でもAI導入推進していきたいですね。

 

医療AIの導入と言えばTwitterで以前医療にAIやロボットが応用される事について

人を善意を持って騙せる事がインターフェースとして

重要だと述べた事があります。

善意を持ってとは人間個人の心理を理解し、その人に統計的に正しい決定を下せるよう

誘導する振る舞いをするという事です

一種の演劇の機能をロボットに持たせる試みについて下記の記事では語られています。

 

honz.jp

 

 ロボットに演劇をさせるという試みだけで面白いのですが

衝撃を受けた部位を引用させて頂きます。

 

▼以下引用

必ず出る質問の一つに、「ロボットはアドリブはできないでしょう」「ときどき間違えたりするのが人間の魅力なのではないですか?」といったものがある。ただ、私の演劇には普段からアドリブはないし、アドリブがいいことだとはちっとも思っていない。安定して最高の演技ができれば、それに越したことはない。「ときどき間違えるのが魅力」とも感じない。この質問にも石黒先生は、「その程度のことでよければ、技術的には可能です。ランダムに間違えるようにすればいい」と答えてくれる。

だが、一部の観客の中に、その答えでは納得しない人たちがいる。「いや、それでも人間が犯す間違いと、プログラミングされた間違いは違うでしょう」実際には、ロボットが何かを間違えたとして、それがプログラム上で仕組まれたものなのか、本当の故障なのか、見かけ上、誰にも判断はつかない。第一、そんなことが、本当に「魅力」なのか。しかし、ここまでくると、どう説明しても、その観客は納得しなくなる。人間がサルから進化したことを認めたくないある種の原理主義のように、ロボットと人間に実は大きな差など何もない(あるいは将来的には、その差がなくなってしまう)のだということを認めたくない人々が一定数いる。人間もまた、プログラムされた存在なのだということを理解できない層はもっといる。

 

 

 僕も本質的に人間とロボットは大差がないと思っています。

人間の場合はハードウェア自体、遺伝子のアミノ酸の配列3つを

1つのタンパク質コードとして実行する事で構築されます。

以降は脳神経というネットワークを介して子孫を残すという目的を達成する為に

周辺環境から法則性やパターンの学習し行動の試行を繰り返す事になりますから

違いはないでしょう。

 

人間の感情は行動に影響するという人もいるかも知れませんが

脳のない植物に感情があるでしょうか?水は語りかけると喜ぶでしょうか?

脳のない生命や物質に感情は存在しないという事が僕としても科学的にも正しい回答にだと思います。

人間も扁桃隊の様に自然淘汰をくぐり抜けてきた警報や欲求を検知するシステムにより感情を内観的に知覚させ行動するよう指令を出しています。

人間の脳内の感情システムを模倣すればロボットも感情を持ち得るでしょう

遺伝情報を埋め込んで対応した身体のパーツを設計し、有限な耐用年数内で環境に最も適応した行動様式と子孫、つまり高い適応度を得る事に成功したハードウェアと行動履歴の情報(人間で言う所の文化)を次世代へ残すようプログラミングしたロボットは

本質的に人間と違いはありません。

最終的に人間という種が機械生命に吸収されるような形でサイボーグ化が進んでいくか、自ら滅ぶ事を選択していくのです。

それが知性というものが推進している進化の方向であると考えます。

 

 

*1: 

*囲碁の話を見て思い出すのは川上量生氏の人間は全く意味のないパターンに対してストーリーを見出している。それがコンテンツの本質という話です。

AlphaGo第4局でセドルが放った勝ちにつながる一手は

碁打ちの方々の間では騒ぎになった一手で

歴史的妙手のような意味付けをしていた方も見受けられました。

セドル本人は打つ手がなかったからそこに打ったと言っていたそうです。

人間はある種のパターンに自分で解釈した物語を当てはめて物事を判断しているのですね。

実際の当事者はその物語とは違うところにいるようですが

噂やマスコミ、メディアの提供するバズワードや誤報もこのあたりにヒントがありそう。まぁこれは今回は余談

*2:エンリティック社 Enlitic | Welcome

*3:IBMの応用について IBM、人工知能を病気発見に活用へ―マージン買収で - WSJ