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脳の解明と医学 藤圭子さん

藤圭子さんは病識を持つ事が難しかったように
娘の宇多田氏が自身のブログに描写されていたので
統合失調症に近い症状が出ていたのではないかと推察されます。
鬱病統合失調症も本来ニューロサイエンスの俎上にあげて解明されなければ
いけないものですが、医学的には原因不明なので薬を使って
対症療法でなんとかしましょうというお話になりがちですね
鬱病については実は外部刺激で鬱病の症状を再現させる事が出来る事が
分かっています。

http://www.uco.es/informacion/webs/fundacioncastilla/documentos/archivos/seminarios-uimp/2011/bejjani_acute_depression1999_v340_p1476.pdf

電極で大脳基底核の一部を刺激してみた所、「刺激している間」だけ
鬱病の症状の一つである強烈な気分の落ち込みが再現されたのです。
少なくともこの刺激に類似した現象が鬱病患者の脳内では
起こっている事が推察されますし
この外部電極からの刺激を前頭葉のあたりに使用した所、
薬物療法に効果が見られなかった患者の症状が改善したケースも報告されています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15748841


鬱病の主症状である気分の落ち込みをもたらす部位は
脳画像研究やこうした外部刺激への
反応により客観的な形で呈示されています。
この客観的に呈示出来るというのはすごく重要で、
何故かというと「鬱病は甘え」というような考えの大元は
患者の気分状態が自身の主観として味わえない事に起因しています。
鬱病が甘えか確認したい人は同じ部位を同じ様に刺激すれば
患者の症状が自身の主観的な落ち込みとして再現されるでしょう。
鬱病患者について世の中のメディアが扱う機会が増えたのは
それだけ世の中が客観的に主観的な症状を持つ脳の病を理解出来るように
なったという事なのでしょう。
人は自分が理解出来るものは忌避したりはしません。

統合失調症の場合は社会的にもう少し状況が複雑なんじゃないかと思います。
外部刺激にしても鬱病の場合は患者さんの同意があるから治療が出来るの
だけど、同意を得られないと医者が手を出せない
➡脳のどの部位がどう異変に見舞われているのか分かり辛い、
とこういう事態になります。
現状の治療手段は薬に頼っているのですが、
脳の外部刺激により「幻聴が聞こえた」とか
統合失調症の症状が再現された証拠が集まってくると事態は変わるでしょう。
しかし統合失調症って統計的に地球上のどの地域でサンプルとっても同じ
発生率になるそうで、これ自体がものすごい特徴だと思うんですよね
脳の中でも人間が人間たる所以である部位がそこだという事なんです。
この病気の原因が解明された時、
人間という種に対する理解がもう一つ進むんです。
かっけがビタミンB1不足が原因と分かるようになる前に
玄米と白米を食べている2群から原因が推定された訳ですが
こういう疫学が通用しないとなると、
原因の特定は脳画像研究かDBS、TMSの様な
外部刺激に対する証拠を集めるかですね

統合失調症の原因は解明出来たら
ノーベル生理学賞はもらえるくらいの成果になるのでは
ないでしょうか