細田守のサマーウォーズ

細田守サマーウォーズをレンタルして鑑賞しました。

http://s-wars.jp/
うん
ポストジブリは嫌がってたけど
次の時代のジブリのポジションはこの人になる気がします。
googletwitter や second life(最近話を聞きませんがサービス継続してる?)
を彷彿とさせる仮想空間 OZの設定ですとか
小惑星探査機はやぶさの再突入(この時まだ現実には地球に帰還していなかった)
原子力施設への墜落の危機(原発の危機とか予知能力ですか)
登場人物がiphonewindows7のような当時最新の通信端末を使用

これらの社会的な危機や大きく話題になった事象
2009年公開の映画で既に話に盛り込んでいました。
これだけ先見の明があるアニメ映画監督は近年この人だけだと思います。
金曜ロードショーで以前観た時をかける少女も良かったです。
テレビでもアニメでもこういう正直で誠実な話を作る人はめっきり観なくなりました。
どの作品も刺激や興奮を煽る構成が多いですよね
そんな風に感じていた今日この頃ですので
ヨイトマケの歌に対する人気の原因を聞かれた美輪明宏さんのコメントが良かったです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000501-san-ent
美輪さんは、今の日本に「まとも回帰」現象が起きているという。テレビ番組は人に暴力を振るったり恥をかかせたり。小説や映画も恐怖やスリルなどを感じさせるものが多い。「文化の作り手の側はクールやニヒルでいることがかっこいいと考えているけど、そんな考えは過去のものになった。人々は心が温まる『まとも』なものを求めているんですよ」と話す。

どういうわけか空想の世界で思いやりとか誠実さが表現し辛くなっているようです。
細田守氏は幼い頃に両親をなくされているそうですが、
そうした環境でも誠実な想いをテーマに作品を作れるのは
彼の人格的な部分が大きく寄与してるのかと思います。
庵野秀明には逆立ちしても作れないものでしょう。
(むしろ今までの庵野監督だと作ろうともしないし興味も持たなかったようなテーマなのかも)
宮崎駿なら作れたかも知れませんが
情報機器が嫌いな監督に現代社会を描写出来るかも疑問です。
やっぱりこの人じゃないと作れないものを作ってるから
映画が強力に魅力を持ちますね。

この人の次回作に期待です。