テルマエロマエの原作者が100万しかもらっていないとの事

テレビにテルマエロマエの作者のヤマザキマリ氏が出演されて
話をされていたらしいのですが
原作使用料の100万円をぽんと渡されて
契約の要望をほとんど出せない形で映画化されてたようです。

驚愕!興行収入58億円『テルマエ・ロマエ』の原作使用料が100万円
昨年映画化され58億円を超えるヒットとなったテルマエロマエ漫画原作者ヤマザキマリ先生がテレビ番組でその原作使用料を公開しましたが・・・。海猿原作者の佐藤秀峰先生の過去のツイートとあわせてまとめています

http://matome.naver.jp/odai/2136162769072278901

漫画家はちゃんとした代理人をつけて
権利関係の交渉していった方がいいでしょうね
これは漫画だけじゃなくて小説家やコンテンツを作る側も同じで
後々禍根を残さない為に契約条件は自分で雇った人を通して
自分で自身の著作権を管理した方が良いでしょう。
インターネット広告が登場して個人での作品や広告配信が容易になり、
従来の免許と巨大設備が必要であった放送メディアの影響力が
相対的に低下していますから。
広告費の推移では全体に占めるインターネット広告の
費用が急増しています。

各媒体の広告費推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/5650.html

その結果何が起こってくるかというと
テレビなんかの既存の広告市場の縮小が起こります。
新聞では顕著にもう起こってますし
テレビの広告費は新聞程顕著に落ちてはいないですが
ここ2年はマイナス成長で、10年程前と比較すると落ちてる。

スポンサーのテレビ局の社会への影響力が落ちると
映画製作ビジネスではコンテンツを作る側の力が大きくなります。
映画化する事で原作の宣伝につながり、原作の売り上げアップにつながるメリットが
薄くなり「それなら自前で仮想サーバー借りて安く配信システムを作った方が
個人事業者としてはメリットあるよ」という人が増え始めます。
この現象のひとつが佐藤秀峰氏が自身の作品の二次著作権をフリー化した後
電子書籍の売り上げが1億円を越えた事です。
個人事業者である漫画家が出版社や映画等の広告を兼ねた媒体を
通さずとも、自分で配信や広告の一部まで請け負える時代が来たという事です。
売り上げという結果を伴った事でコンテンツ産業周辺で
この流れは加速するんじゃないでしょうか

「ブラよろ」2次利用フリー効果、佐藤秀峰さんの電子書籍売り上げ1億円超え
漫画家の佐藤秀峰さんは、「ブラックジャックによろしく」を2次利用フリー化してから4カ月半で自身の作品の電子書籍関連売り上げが1億円を超えたことを明らかにした。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/25/news063.html

日本の書籍は電子化が遅れていますが、
出版業界が漫画の電子化で売り上げを出すシステムが作れれば
出版業界全体が電子化の方向へ舵を切らざるをえなくなると以前から思っていました。
何故かというと一番映画など他産業に広がる力を持ったコンテンツは
実は漫画やサブカルから生まれた作品です。
ここ数年映画の興行収入のランキングを調べてみると
ほとんどが漫画を原作に持っていたりアニメの作品ばかりです。


2012年日本興行収入 トップ10
1 BRAVE HEARTS 海猿(漫画)
2 ONE PIECE FILM Z -ワンピース フィルム ゼット-(漫画)
3 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
4 テルマエ・ロマエ(漫画)
5 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ)
6 おおかみこどもの雨と雪(アニメ)
7 バイオハザードV リトリビューション(日本のゲーム原作)
8 レ・ミゼラブル
9 映画ドラえもん のび太と奇跡の島〜アニマルアドベンチャー〜(アニメ)
10 アベンジャーズ

他の年度はこちら
http://www.eiga-ranking.com/

調べてみると2012の邦画で
興行収入がトップ10に入っていたのは踊る大捜査線だけで
洋画の他は全てアニメか漫画原作の作品です。
ここ数年の邦画産業の状況は2012年と同様で
IT企業としてはこうした風潮の変化は嬉しい事かも知れませんね
配信システムを構築したりセキュリティ知識を提供したりする需要が増える事に
なるのですから。

人の考えた事を配信したり広く伝える事業も大事なんですが
研究の場に短期間でも身をおいた人間としては
何よりも自分の頭で考えた事の価値が高くなるというのは
良い事だと思っています。
そんな訳でこういう風潮は大歓迎
コンテンツメーカーの人頑張って面白い作品を見せて下さい。
インターネットは個人や弱い立場にある人が不利な契約を結ばされたりしないよう
世の中を変えられる民主的なツールなのです。